ひたちなか、新宿などセシウム降下、減少傾向

福島第一原子力発電所の事故により、関東各地に降った放射性物質「セシウム137」の5日朝までの検出総量が、茨城県ひたちなか市で1平方メートル当たり2万6399ベクレル(Bq)、東京都新宿区では同6615ベクレルに上ることが文部科学省の調査でわかった。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=39148より

【関連】
⇒「茨城県 雨が降っていても、放射線量率に大きな変化なし」(2011/4/9追記)

ひたちなか市の1平方メートルあたり26,399ベクレルの土壌からどのくらいの放射線量を浴びることになるんだろうか?計算してみた。

【前提】
今からひたちなか市に住みはじめたとして、今後50年間に受ける放射線量を求める。
セシウム137の半減期は約30年と長く、今もそのまま残っていると考え、セシウム137の量は1平方メートル当たり26,399ベクレルとした。

【沈着から実効線量への換算係数(50年間)】
セシウム137(+Ba137m) 0.13[mSv/kBq/m2]

【計算式】
50年間に受ける実効線量=土壌の平均沈着濃度[kBq/m2] × 換算係数(50年間)
今回の場合、土壌の平均沈着濃度は、26399[Bq/m2]=26.399[kBq/m2]

【結果】上の式に代入して、この土壌で50年間住み続けた場合に浴びる放射線量は、26.399[kBq/m2] × 0.13[mSv/kBq/m2] = 3.43187[mSv]*この値はセシウム137からによるもののみで、放射性ヨウ素など他のものからの線量は入っていない。

これは、発がん率を0.017%上昇させる放射線量に相当する。(あくまで、このページの方法で計算した場合)

<参考>
沈着から実効線量への換算係数、及び、実行線量を求める計算式
「IAEA TECDOC-1162 放射線緊急事態時の評価および対応のための一般的手順」p.96-101
http://www.nirs.go.jp/hibaku/kenkyu/te_1162_jp.pdfより

原本「IAEA TECDOC-1162 Generic procedures for assessment and response during a radiological emergency」
http://www-pub.iaea.org/mtcd/publications/pdf/te_1162_prn.pdf